2015年4月28日火曜日

いらないラーメンの具

僕はラーメンが大好きなんですが、食べるたびに「この具、いらないなあ」と考えてしまいます。
今回はそんな具を紹介してみたいと思います。ランキング形式で。もちろん主観と偏見に満ちていますので悪しからず。

3位 焼き海苔

大抵のラーメンに乗せられているが、どうあがいてもスープを吸わせるくらいの工夫しかできず、味も食感も大して良く悪くもない。別に積極的に食べたい訳でもないが、放っておくとふやけてスープ全体に溶けてしまい、その味と臭いを大きく損なう。その為、真っ先に食べざるを得ないというお荷物具材。

2位 ナルト

みんなご存じピンクのぐるぐる。無臭かつ薄味な軟体物質。ネギのようなアクセントにもならず、チャーシューのようにうま味もなく、かといってスープを吸って味を出すわけでもなく、歯ごたえが良い訳でもない、完全に彩りの為だけに存在する具。
多くのラーメン屋で廃止されており、「有っても無くても良い」という意味ではある意味ダントツ1位。

1位 メンマ

出ました!コリコリとした食感を持ち、ボリュームもある。しかし何故かは知らないが独特の薬品臭さを持っているものがあり、食べる直前の気持ちはさながらロシアンルーレット。にも関わらずほとんどのラーメン屋で採用されており、今日も客(僕)にロシアンルーレットを迫る。

ああスッキリした。

2015年4月26日日曜日

「剣と魔法のログレス いにしえの女神(スマホ版)」とパソコン版とのストーリーの違い

どうも。
最近、スマホアプリ「剣と魔法のログレス いにしえの女神」というゲームを始めました。
以前からパソコン版の方はプレイしていたのですが、それとは結構ストーリーが違うんですね。
そこで、その差をメモがてら書き留めたいと思います。

①10年近く時間が経っている。

スマホ版には、案内役としてジョーという青年が登場します。彼は鍛冶職人兼ハンターであり、彼の親も鍛冶職人です。PC版にも鍛冶職人がいるのですが、その息子にジョーという子供がいます。
また、広場にはゴードン、インディというキャラがいたのですが、どちらもJr.とついた別のキャラになっています。
同じログレス王国を舞台にしている以上、全て同じキャラを指していると思われるので、PC版からは10年近く時間が経っていると考えられます。
(ただし、主要キャラのグラフィックはほぼ変化なし。)
 ※追記(16/2/22)
    最近のアップデートで、「ドクス」というジョーの父親が登場しました。
  顔は随分違いますが、PC版にも同名のキャラが登場します。そして彼こそ前述の鍛冶   職人です。やはり年数が経っていると見て間違いないでしょう。

②アニマプロージョンが起きていない

PC版では、モンスターの大量発生「アニマプロージョン」により王国は大打撃を受けています。
ところが、スマホ版ではアニマプロージョンの名前が全く出てきません。また、PC版では王族も数多く死んだため、リーザという人物が女王に就任していますが、スマホ版では別の人物が王を務めているようです。
以上のことから、アニマプロージョンは発生していないとみて間違いないでしょう。
ちなみに、PC版ではアニマプロージョンを防ぐための調査とモンスターの討伐を自発的に行うようになった人の事をハンターと呼んでいましたが、スマホ版では主にモンスター討伐を役割とする、公的な職業のようです。それもアニマプロージョンが発生していないため、研究の必要性が薄いためだと思われます。

③山岳地帯が広がっている。

PC版ではゴブリンの侵攻を防ぐために、ガダルーク山岳中腹に巨大な門を建設しています。その際、ノコールという門番が足止めの為に命を落としています。しかしスマホ版ではその門が草原の丘に移動しており、山岳のモンスターの影響かその門を境に荒地となっています。またノコールも健在で、おそらく足止めをしなかったのではないかと思われます。

④ギルドが無い。

少し上で触れましたが、PC版ではもともと自然発生的なハンター達が女王の命によりその下に集結し、3つのギルドを形成しました。しかしスマホ版ではそのようなシステムは存在しません。その理由は、スマホ版ではそもそもハンターが公的な試験により認定される公的な職業であり、最初から身分がはっきりしている為、わざわざ3つに分割する必要があまりなかったためではないかと思われます。(もしかしたら今後のアップデートで追加されるかもしれませんが)
 PC版でのギルドがいにしえの女神でのハンター協会だと考えていただければ結構です。


こんなところでしょうか。また今後のアップデートなどで気づくことがあれば追加していきたいとおもいます。


それでは。

※忘れてたので追記

両作の状況についてざっくりと説明させていただきます。
PC版では、王国はかなりヤバイ状況に立たされています。どこもかしこもモンスターだらけで、他の国は近くにありません。城下町のみが人々の最後の砦として辛うじて存在しているという状況です。
一方いにしえの女神では、少なくとも開始直後はそこまで重大な危機はなく、「最近モンスターが増えてきた」くらいの曖昧な不安のみです。またリゾート地も登場しますから、かなり余裕がある状況なのではないでしょうか。
まあPC版でもバレンタインやクリスマスなどのイベントで浮かれているようですから、意外とまだ余裕なのかもしれません。

2015年4月14日火曜日

奇ゲー「東脳(とんのう)」のストーリーなど(若干ネタバレ注意)

突然ですが、僕は「奇ゲー」と呼ばれる種類のゲームが好きです。
「ゆめにっき」などが有名ですね。ああいうちょっとおかしなゲームを見るのが最近のマイブームです。
その中で、「東脳(とんのう)」というmac用ゲームのグラフィックなどがかなりキてた(褒め言葉)のですが、そのストーリーについてはあまり話されていないようだったので少し紹介したいと思います。(といっても序盤で手に入るアイテムに殆ど書かれてますけど)
配慮しますが、一応ネタバレ注意です。まあ今となっては手に入れる方が難しいですけど…
これが表紙です(amazonより)。中々禍々しいですね。

 このゲームの感想でよく聞くのが、「意外とストーリーはしっかりしている」というものです。なぜ「意外と」なのかというと、やはりそのグラフィックが原因でしょう。
何度も言いますが、このゲームのグラフィックはかなり刺激的です。まともなビジュアルの方が圧倒的に少ないです。
そこが最大の魅力であり、はっきり言ってこの記事だけではこのゲームの価値は分からないと思います。

ではストーリーの説明を。

 東の果てに(空中に)浮かぶ、生きた島「東脳(表紙の緑の頭)」。この島はかつて、まだ不完全な人間の弱った魂を呼び寄せ、清めて強い魂にして元に戻す役割を担っていました。
しかしある時を境に、見境なく魂を吸い取ってしまうようになります。魂を吸われてしまった者は徐々に衰弱し、死に至ります。
 このゲームの主人公「リン」も東脳に魂を吸われてしまった一人です。衰弱していく中、魂を取り戻す為に東脳へ旅立つ事を決意します。東脳にたどり着いたリンですが、東脳を探索する最中、あっけなく死んでしまいます
ところが薄れゆく意識の中、謎の声によりこれからリンが九度島の生物へ転生するという事、それぞれの生での使命を全うしていけば「本当の自分」に出会えるという事、そしてリンの魂は5つのマガタマに分かれており、島の5つの国に散らばっている事、それを全て集めれば魂が元に戻るという事が伝えられます。
 そうして輪廻転生を繰り返していくうち、島の異変の真相が明らかになっていく…
というのがこのゲームのストーリーです。



 さて、このゲームは五行思想を強く取り入れています。前述の通り、東脳とリンの魂は5つに分かれているのですが、それぞれは「火・水・木・金・土」の五つの属性に分かれています。
そこで、最後にこの五つの国について紹介したいと思います。
火:時間の国「シチェン」 

 東脳の生物の時間(=寿命)をつかさどる国。新たに島で生まれた生物は、まずここの灯台「トンタア」の頂上の電算室にある電算機に名前を登録される。この国には無数の蝋燭が立っているが、その火はそれぞれが島の生物の命を表しており、消えればその蝋燭に対応する生物の命も絶える。この国では電算機の決定によりこの灯を点けたり(=新たに寿命と灯をリンクさせ、時間(寿命)を計り始める)、消したり(=時間(寿命)を絶やす)しなければならないが、この火は自然に消えることはなく、モンチェンの水のみによって消すことができる。

国王はカギョウ(表紙左下)。


要するに東脳のすべての生物はコンピューターに運命を支配されているという、なかなかハードな設定です。
もっとも東脳の生物を見ていると特に深刻に思えない不思議。

水:夢見の国「モンチェン」

 ここの国民と国王は人間の夢を見ることに夢中だが、あまりにも人気が高い上に夢を見られる宮殿の「夢見の部屋」は一つしかなく、夢を見るために何年も待たされる様子。
そのため夢見の時間を邪魔するよそ者には厳しく、国や宮殿の入り口には見張り番や門番がいる。
最近、夢を取り出す器械の目玉が古くなったせいで夢があまり見られなくなっている。モンチェンの国民の夢への渇望は恐ろしく、夢を見られなくなったら耐えきれずに死んでしまう者もいるだろう。
そのため、目玉を新しいものに交換してくれる生物の誕生を、王すらも待ち望んでいる。

国王はスイギョウ(表紙右上)。


余談ですが、このゲームの作者、佐藤理さんは「LSD」というこれまた奇抜なゲームを手掛けています。
名前は違法ドラッグ丸出しですが、こちらは「夢」を題材としています。
恐らく、このモンチェンは多分にそれを意識しているのではないかと思います。

木:生命の国「ミンケン」

 東脳の生をつかさどる国。島の生物は全てここの中心にある生命の樹「ミンケシュ」から生まれる。また、東脳で死んだ生物は栄養となり、このミンケシュの根に集まる。ミンケシュはその栄養を使い新たな生物を生み出す。こうして東脳の生命は循環しているのだ。
生まれた生物の名前をシチェンの電算機に登録するのもここの国民の仕事。

国王はモクギョウ(表紙右下)。


 主人公も例外ではなく、転生する時は決まってこのミンケシュに出てきます。
また、モクギョウには裏の顔があります。(比喩ではなく)

金:欲望の国「ユイワン」

 欲望を黄金や宝玉に変える国王の能力のおかげか、どこもかしこも金色の国。中でも国王の城「さざえ城ロシャン」には黄金や宝玉だけでなく、食欲・破壊欲なども含む欲望の象徴が部屋ごとにコレクションされており、来訪者の欲望を煽り立てる。(食欲の部屋では食べては吐いてを繰り返す口だけの生き物が美食を、色欲の部屋ではポールのような生物の3人の妻がHなことを薦めてくる。)それを一度味わってしまえば、身を滅ぼす前にそこから抜け出すのは簡単ではない。中には不老不死の秘薬も…。

国王はキンギョウ(表紙左上)。


 ロシャンは手のひらサイズです。ただガリバートンネルよろしく入る者も小さくなるので問題はありません。
また宝を守る為なのか、入るにはトラップを解除しなければなりませんし、住人の数も非常に少ない国です。トラップは大岩ですが、インディジョーンズのように逃げる事は不可能です。

土:中心の山「トンノウ」

 入り口が封印されており、序盤は入ることができない。王は不明。


 まあ王の名前はみんな「属性+ギョウ(行)」なので、ある程度の推測はつきます。
 封印には、「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・前・行列・在・前ではない)すなわち九字が刻まれています。
予言された転生は九回。つまりそういう事です。


こんな所ですね。あとは幻の市場「ホゥアン」もあり、そこでは物々交換ができます。
それでは、長々とお付き合いありがとうございました。

※人気記事につき、重度ネタバレ+考察ページを作成しました。一番下なのはせめてもの良心です。