2016年8月7日日曜日

スマホアプリ「Pixel Dungeon(ピクセルダンジョン)」の紹介

 どうも。未だに将軍の栄光の戻し作業に四苦八苦している摂福です。
最近では気分転換に、「Pixel Dungeon」という外国製のローグライクゲームをよくプレイしています。
全部英語なのが玉に瑕ですが、完全無料で硬派なローグライクは貴重だと思います。そこで今回はそのピクセルダンジョンを紹介したいと思います。
まるでアフィリエイトブログのようですがどこからも広告料はもらってません。今のところ。

 Pixel Dungeon- スクリーンショットのサムネイル


 まず、基本中の基本から。
 そもそも「ローグ」とは大昔のコンピューターゲームの名前です。
 それにアレンジを加えたのがローグライクで、アイテムや装備を駆使し、モンスターや罠をかいくぐり、ランダムに自動形成されるダンジョンを進んでいくというゲームの総称です。代表的なものに「風来のシレン」、「不思議のダンジョン」などがありますね。

 ローグライクの進行はターン制で、何か行動をするとモンスターも行動します。時間制限などはないので、1ターンに長時間かける事もできます。
ダンジョンの中には罠や隠し扉など様々なギミックがある事が多く、それらは調べたり踏んだりする事で発動します。
さらに変化を加えたヴァリアントなどの種類があるそうですが、まあ大体ローグライクと呼べばいいんじゃないでしょうか。

 このゲームですが、基本的なローグライクです。死んだらそこで終了。引継ぎや、コンテニューなどは原則ありません。時間経過で空腹度が上がっていき、「飢餓(starving)」になるとだんだん体力が減っていきます。これを回復するには食料を食べるしかありません。

 武器、鎧、投擲武器には重さが設定されており、力(strength)が足りないとデメリットが発生します。

 他のゲーム同様、このゲームにも状態異常があります。罠やアイテムの他、敵に攻撃されて発生するものもあります。
主なもの、麻痺、睡眠、毒、着火、などがあり、これらは自分も敵も同様にかかるものが多いです。行動不能になるような状態異常もありますが、敵の場合は攻撃した瞬間解除されるものも多々あるので注意が必要です。

ていうか基本的に敵は状態異常からすぐ立ち直るので、ダメージ系以外は戦闘から逃げる時にしか役に立ちません。


 消費アイテムには大別して「薬(potion)」「巻物(scroll)」「種(seed)」そして食料(ration of food)があります。薬、巻物、種は様々な種類があり、薬と巻物は使ってみるまで内容が分かりません。もちろんアイコンは種類で異なりますが、毎回ランダムなのでメモっても無駄です。

特に薬はダメージ系もあるので、一通りフロアを探索したら安全な内にとりあえず使ってみるのがお勧めです。

以下は巻物と薬をいくつか紹介していきます。
巻物(Scroll of~)
・Identify=アイテムの詳細が判明します。先述の薬や巻物だけでなく、武器でも呪いや強化度合い、属性などがありますので、いくらあっても困らない巻物です。
・Magic mapping=今いるフロアの全貌が分かります。罠、隠し扉なども発見できます。
・Challenge=赤い波紋のエフェクトとともに、フロアの敵に自分の位置を知らせます。近くなら宝箱に擬態しているモンスターも寄ってきます。あんまり重要ではない…どころかかなりハズレに近い。
・Mirror Image=自分の分身を3体出現させます。分身は勝手に動きまわり、敵と戦います。が、おそらく分身は1撃で消滅するためさほど役には立ちません。
・Upgrade=装備を強化し、呪いを解除します。強化した装備は能力が向上し、さらに軽くなります。杖なら使用上限が増加します。
ただし強化した武器は使い続けると消耗し、最終的に壊れてしまいます(「broken~」となって能力が低下)。この消耗度を回復するには再び強化するか、下記の巻物で属性を付加するしかありません。
・Enchantent=武器や鎧に属性を付加します。属性がついた場合、武器なら攻撃時、防具なら攻撃された時に様々な効果を発揮します。
全て自分に有利な効果となってはいますが、個人的には属性がついた装備は諸刃の剣です。例えば火属性の武器は相手を燃やしますが、草の上で使うと燃え広がって自分も死にかねません。特に鎧は防御力が上がる代わりに動けなくなるなど、使いにくいものが多い気がします。

薬(Potion of~)
・Strength=力を1上げます。通常の初期値は力が10です。力がついて損することはないので分かり次第飲みましょう。
・Healing=HP完全回復。空腹度はそのまま。
・Liquid Flame=投げつけた所が燃えます。炎はすぐに消えますが、草や扉など、燃えるものに隣接するとそれも燃えます。もちろん飲むと自分が燃えますので、その場合水に逃げましょう。
障害物を燃やして入れるようになる部屋も存在するので、使うときはフロアを探索してから。
・Levitation=しばらく浮遊でき、罠や穴を無視できます。罠が敷き詰められた奥にアイテムがあるという部屋も存在するので、上に同じく使うときは探索してから。
・Invisibility=透明になります。やたら強い敵の奥にアイテムがあるという部屋も存在するので、上に同じく(ry

また、それらのような部屋がある場合、おそらく同じフロアに上記の薬があります。先ほども言いましたが、薬を使う時はできれば探索してからにしましょう。


 先述の通り種(Seed of~)は最初からすべて判明済みです。
種は指定した場所に投げるか、埋めるかするとそこに根付き、瞬時に花を咲かせます。
花は咲いてから何かに触れると、効果を発揮して消えてしまいます。ただし生えたマスにユニットが元からいても効果はありません。
基本的には分かりやすいものばかりなのですが、分かりにくいものが2つあるので説明します。
・Earthroot=触れた相手の防御力をかなり上げます。が、移動した瞬間に効果は消滅します。
・Sungrass=触れた相手のHPが回復しやすくなります。が、移動した(ry


 次は床の説明です。
床にも通常・草むら・水たまり・苔と4つの種類があります。罠は通常の床以外に配置されることはありません。

草むらは一度通るまで壁のように視界を遮ります。また通るときにクリスタルの球が落ちる事があります。これはHPを回復する効果を持ち、さらに体力満タンでなおかつビンを手に入れていれば貯めておく事も可能です。その他、まれにですが種が落ちることもあります。
そして草むらの最大の特徴が、燃えるという点です。直接燃やした場合はもちろん、状態異常で燃えているキャラが草むらに乗っても同じく燃えてしまいます。一旦草むらが燃えると草むらの続く限り燃え広がっていき、乗ったキャラに火をつけます。物理的な意味で。
モンスターの多い部屋で草むらが広がっていれば、これを利用して楽に倒すこともできますが、巻物・種・クリスタル球などのアイテムも消滅するので注意が必要です。

水たまりは逆に火を全く寄せ付けません。火が付いても水の上に行けばすぐに消えますし、薬などで燃やしても1ターンで消えてしまいます。
その他は大して注意すべき点はありませんが、イベントアイテムの中には水たまりで探索しなければならないものがあるという事は書いておきます。「~fish」とかいうアイテム探しを頼まれた時には思い出してみてください。

苔は罠が無い以外は通常の床と同じです。



 さて、ジョブの説明です。
最初に選べるジョブは3つ。「warrior」「mage」「rogue」です。もう1つのジョブ「huntress」は先に進まなければ選べません。これらの説明も当然英語なので、大ざっぱながら説明します。


  Pixel Dungeon- スクリーンショット
「warrior」の特長は力が強い事、そして力を強くするポーション(potion of strength)が最初から分かっている事です。
力が強ければより強い装備が使えるようになり、生存率が上がります。食事でHPが回復する事もあり、打たれ強く肉弾戦に強いジョブです。
 欠点は、遠隔攻撃があまり充実していない事、ほとんど直接攻撃しかできない事です。そのため近寄ってこずに遠隔攻撃をしてくる敵、防御力が高かったり回避率が高かったりする敵には苦戦を強いられるでしょう。

 「mage」の特長は最初から杖を持っている事、scroll of identifyが最初から分かっている事などです。杖は魔法を発射し、離れた敵に攻撃を加えられます。この魔法は必中で、しかも相手の防御力に(おそらく)左右されないので、コンスタントに敵のHPを削る事ができます。杖には徐々に回復はするものの使用回数制限がありますが、mageはこの杖の使用回数が増えやすいという特長もあります。
遠くの敵を削ってから倒す、被ダメージをできるだけ少なくする戦い方が基本になると思います。
 欠点は、やはりwarriorに比べて装備が貧弱になり、どうしても肉弾戦に弱くなる点でしょうか。また回復しやすいとはいえ、使用制限のある杖を連続で多用する事はできません。しかも大ダメージは決して期待できません。
ゆえにHPが高かったり、素早く近寄ってくる敵や、奇襲・連戦に非常に弱いジョブです。

 「rogue」は盗賊です。そもそもローグライクのローグはこのrogueですし、できるだけ使いたいジョブではありますね。
敵に気づかれにくくなる指輪を最初から持っており、またscroll of magic mappingが最初から分かっている点などもありますが、何より空腹度の増加が遅い事が最大のメリットかと思います。下へ潜れば潜るほど、食料が足りなくなってダメージを受けまくるという展開が多くなりますので。
敵と戦うのではなく、生き残る事に長けたジョブといえるでしょう。
 しかし、僕はこのrogueが一番苦手です。戦闘面では力の弱いwarrior、あるいは杖の無いmageといった所で、お世辞にも強いとはいえません。ですのでレベルも上がりにくく、ボスなどどうしても戦わざるを得ない敵を倒せるかはアイテム運に掛かっています。使いこなせれば生存率が高いジョブだとは思いますが、このジョブで深く潜れたためしがありません。

 不完全ながらコンテニューは可能です。ボス戦の下の階にショップがあるのですが、そこでAnkhというアイテムを購入すると、一度死んでも復活できるようになります。ただしアイテムは装備中を除き全てなくなる為、よっぽど運がなければすぐにまたやられてしまいますが。

 またダンジョンをある程度潜ると、Tengu(天狗)というボスと戦う事になります。このボスを倒すと、「tome of mastery」というアイテムが手に入ります。使用するとそれぞれの特別な職に就けるアイテムで、さらに一度手に入れると、そのジョブでは毎回入手した状態でスタートできるという特別な性質を持ちます。これが僕が現在確認している唯一の引継ぎ要素です。

このアイテムを手に入れたことがあるのはwarriorとmageだけなので、その2種の特別職を説明します。
 まずwarriorですが、特別職はgladiatorとberserkerの2つです。
gladiatorは連続で敵を攻撃する度に次の攻撃がより強力になるという特性を持ちます。
ただし外すとリセット。ポケモンで言うと「れんぞくぎり」ですね。

berserkerはHPが一定以下になると攻撃力が上がり、さらに敵に囲まれると攻撃が早くなる(=1ターンで何度も攻撃できる)という特性があります。ピンチほど強くなる、まさに狂戦士ですね。ちなみに一定以下というのは最大HPの40%以下だそうです。

 つぎにmageですが、特別職はbattlemageとwarlockの2つです。
battlemageは、杖を装備している時に、その残り使用回数が多いほど近接攻撃力が上がり、さらに近接攻撃が当たると使用回数が回復するという特性を持ちます。
最初から持っている杖でもかなり強力な武器になり、warrior顔負けの攻撃力を誇るジョブです。反面、攻撃も魔法も杖一本で行うため杖の消耗が激しく、Scroll of Upgradeが手に入るか入らないかに左右されがちになります。
warlockは敵を倒すと少しだけHPと空腹度が回復するという特性を持ちます。地味ながら意外と役に立つ特性だと思います。



 最後に、個人的に疑問だったギミックについて調べたので説明します。。
燃え尽きた草に囲まれ、青い炎のエフェクトついたブロックが置かれた部屋を発見した事がありました。それに触れると「Marked for Sacrifice」という状態異常が発生します。敵をそのブロックに誘導し、さらに倒すと「Your sacrifice is worthy…」と表示されました。
その時には全く何の効果か分かりませんでしたが、英語版wikiを見ると、

・Marked for Sacrificeになると、自分の位置が同じフロアのすべての敵に知らされる
・Marked for sacrificeがついた状態で敵を倒し続けると、「Scroll of Wipe Out」という巻物が手に入る。
巻物は「同じフロアの全ての敵味方(ボス以外)を倒す」という効果を持つ

という事が大体分かりました。英語は苦手なので間違っているかもしれませんが。
通りでやけに敵に出くわしたわけです。
それでは。