2018年5月30日水曜日

スマホゲーム『Frozen Front 1941』の紹介。


 どうも。
今回はコメントで教えて貰った『Frozen Front 1941』というスマホゲームアプリを少しプレイしてみたので、その感想です。


   


こちらがトップ画面。
オンラインは未プレイなので、キャンペーンモードの説明となります。

●概要

まず大まかな説明を。
このゲームは戦略シミュレーション、あるいはターン制ストラテジーと呼ばれるジャンルのものです。
舞台はタイトル通り、1941年から始まったWW2におけるナチスのソ連侵攻作戦。
両陣営それぞれにステージが用意されており、歩兵や戦車といったユニットを生産したり動かしたりして、設定されたメインミッションを達成するとステージクリアとなります。
ステージ途中でサブミッションが発生することもあり、クリアするとそれだけクリア後の評価が上がります。
時間制限はありません。

●ユニット

ユニットは大まかに歩兵系、戦車系、大砲系、支援車両系、そして飛行機系があります。
言わずもがな種類に応じて移動範囲や射程が設定されている他、地形による移動力の影響にも差があります。

当然ユニット間での相性もあり、例えば戦車なら、機銃歩兵よりも対戦車歩兵で攻撃する方がダメージが大きくなります。同様に、歩兵系に対しては対戦車歩兵よりも機銃歩兵の方が効率的です。

 また、ユニットを守る手段としては、「バンカー」「カモフラージュ」が存在します。
バンカーはユニットの被ダメージを軽減する効果があります。
カモフラージュはそのユニットが移動・攻撃するか、敵ユニットが隣接するまで視認できなくなり、攻撃対象にならなくなります。ただし平地や道路など、見通しの良い地形では実行できません。
撃たれ弱い歩兵系や大砲系はカモフラージュで隠れながら攻撃し、戦車はバンカーで的になりつつ守るのが定石でしょうか。
もっとも、どちらもゴールド(資金)が必要なのでいつも、という訳にはいきませんが。

●資源・弾薬・燃料・補給

このゲームで重要な要素が補給の概念です。
ユニットには「体力」の他に「弾薬」「燃料(歩兵系・大砲系以外)」のゲージがあり、それぞれ攻撃と移動で消費していきます。ユニットによって燃費に差はありますが。

体力はもちろんのこと、弾薬と燃料も尽きれば移動や攻撃ができなくなりますので常に気を配らなくてはなりません。
そこで、それらが減ってきたらその度に補給する必要があるのですが、逐一拠点に戻るのは非常に非効率です。

そこで、基本的には補給トラックというユニットが、拠点と各ユニット間を行き来して補給を行うことになります。
ただし、拠点自体の物資にも限りがあり、それが尽きると補給不可能となってしまいます。資金を消費して補給することもできますが、大した量ではないためすぐに資金が枯渇してしまいますのでオススメできません。


●感想

以下は、プレイした感想を並べていきたいと思います。
以前攻略を書いていた『将軍の栄光』というゲームアプリと比較しながら説明しますので、良ければそちらもご覧下さい。という宣伝。

  • ゴールド(資金)が全ステージ共通

 これが一番驚きました。
資金の多さはステージの難易度に直結します。資金はログボなどでコツコツ貯める事ができるため、その気になればユニットを生産しまくって圧倒することも可能かもしれません。
ありがたいのはありがたいんですが、攻略記事を書く場合はあまり嬉しくないシステムですね。

  • ミッションに種類が多い
 達成条件はさまざまで、例えばソ連側の第一ステージ「"スヴォーロフ"攻め・1」ではユニットを山間部に移動させること、となっております。
山間部ってどこだよ、という突っ込みはさておき、将軍の栄光では目標都市を全て占領するステージが主で、たまーに一定ターン守りきる防衛戦があるだけでしたので色々な目標があるのは新鮮でした。

  • 移動力が残っていれば何度でも移動できる

 「将軍の栄光」では移動も攻撃も1ターンに1度なので、移動した後に攻撃した場合はもう動けません。
一方このゲームでは移動力さえ残っていればまた移動できますので、射程外から敵に近づき攻撃、すぐに射程外に逃げるなんていう事も可能です。

  • ユニットの射程が広い
 全体的にユニットの射程が広めに設定されており、大砲系ならばなんと画面外からの攻撃ができるユニットもいます。
「将軍の栄光」ではせいぜい1マス、最大でも2マス離れた場所からの攻撃しかできませんので対処も楽なのですが、このゲームでは早めに見つけ出して撃破しないと苦しいかもしれません。
ま、燃費が悪いのでそこまで脅威ではないんですけど。

  • 反撃が1ターンに1度まで
    ユニットは、敵ターン中に攻撃を受けた際、射程内であれば自動的に反撃します。
しかし、それは1ターンに1回まで。
つまり、どうせ攻撃するなら同じ敵に集中して攻撃する方が効率的というわけですね。

これ、「将軍の栄光」未プレイの方には当たり前のように感じるかもしれませんが、「将軍の栄光」では何度でも反撃できたので個人的には意外でした。

  • 戦車が意外と弱い(というか歩兵が強い)
 「将軍の栄光」では、戦車系ユニットは敵を撃破した場合には同じターンに再度攻撃することもできますし、たとえ対戦車歩兵相手でもそうそう遅れをとることはありませんでした。
特に、強い将軍を乗せた重戦車はまさに無敵といった感じで、わざと敵の中に突っ込み攻撃を受けることで多くの敵に反撃、殲滅するなんてこともできました。

しかしこのゲームではそんな特殊能力はありませんし、重戦車ですら油断すると割と簡単に撃破されてしまいます。
戦車系や大砲系にはともかく、対戦車歩兵との戦闘は、生産にかかるコストを考えると割に合いません。
もちろん主力と言えるレベルではあるんですが、あまり過信はできません。

逆に歩兵は意外と強いです。
「将軍の栄光」では、歩兵は様々な施設を建設できる代わり、戦闘面では壁扱いが多かったので驚きました。

  • 飛行機が強すぎ
 飛行機は当然ですが地形に関わらず広範囲を移動でき、しかもかなり高い攻撃力を持っています。
中でも爆撃機は凶悪で、一撃で大抵のユニットが瀕死か撃破に追い込まれてしまいます。
見る限り敵がいない状態から前触れもなくやって来ては自陣を荒らしまわるので、非常に鬱陶しい存在です。

対空砲が一応の対抗策なのですが、それも致命傷を与えるまではいきません。
性能に見合うだけの高値ではあるんですが、敵として出てくるときはそんなの関係ありませんからね・・・
とにかく、敵が空港を保持している場合は間違いなく飛行機が登場すると思われるので、事前に対空砲を生産しておく方が良さげかと。


こんなとこですか。
攻略記事はまだ未定ですが、一応のアドバイスとして最初にプレイするなら枢軸側がお勧めです。スヴォーロフ攻め・1はやたら難しいので慣れてからの方がよろしいかと。
最後になりましたが、ご紹介ありがとうございました!

それでは。

2018年4月22日日曜日

『将軍の栄光』作戦元ネタ解説(第六回・群狼作戦)

 お久しぶりです。
今回の元ネタ解説は「群狼作戦」(西部戦線・枢軸側『群狼作戦』)についてしようかと思ったのですが、
後述しますがこの「群狼作戦」とは「どこどこを制圧せよ」みたいな作戦ではなく、むしろ戦術と言うべきものであり、解説すべき余地はあまりありません。
パスしようかとも思ったんですが、せっかくなので大戦中の海軍、とりわけUボートの動きについて解説したいと思います。
 ※基本的にはWikipediaの内容が大部分です。ただコピペではあまりに芸が無いので出来る限り平易かつ自分の言葉で解説させて頂こうかと思います。


 WW2におけるドイツ海軍の任務は、ほとんどイギリスに対する通商破壊にあったと言っても過言ではありません。
その理由は単純に、イギリスの海軍とまともに戦って勝てるはずがないからです。
イギリスはワシントン・ロンドン海軍軍縮条約で多くの超ド級戦艦艦を廃棄しましたが、それでも世界トップクラスである事には変わりなく、WW1とその戦後処理で弱体化したドイツ海軍を圧倒していました。

参考として英独の主力艦の数を比較すると、
 イギリスの主力艦(戦艦・巡洋戦艦)15隻程度に対し、
 ドイツは巡洋戦艦2隻と戦艦2隻、そして主力艦としてはやや心許ないポケット戦艦が2隻。
 ちなみにイタリアは戦艦5,6隻程度。


 もちろん撃沈・修理・就役でこれらの数は増減しますし、各戦線での分布も異なるため一概には言えませんが、全体的に見て英>>>伊>独という構図は変わりません。


そこで、 ドイツ海軍は大西洋の商船を攻撃し、イギリス海軍が撃退にやって来る前に逃げるというのが基本方針となっていました。
その中で最も活躍した艦が、通称Uボートと呼ばれる潜水艦のシリーズです。U-571という映画が有名ですね。

WW1の際、商船を無差別・無警告で攻撃する「無制限潜水艦作戦」で多大な成果と武名(もしくは悪名)を手にし、ヴェルサイユ条約で保持・生産が禁止されていましたが、ドイツは国外に作った造船会社でこっそりと(?)技術を研究しており、
1935年に一方的にヴェルサイユ条約を破棄した直後から新型の製造を開始しています。


 1939年のポーランド侵攻時には60隻ほどを所有していましたが、うち大西洋まで航行できる型はわずか20隻程度であり、補給や修理を考えると実際に戦場で働いているのは7隻程度という有様。
この状況に対し、潜水艦隊司令デーニッツ提督はイギリスを降伏させるには航行能力の高い型のものが少なくとも300隻必要だと主張していました。

しかし、予算は主力艦に回され、結局ドイツ海軍がUボートを300隻同時に運用する事はありませんでした。
実のところ、陸軍で歩兵が主力とされ戦車の機動力が軽視されたように、海軍では海上の艦艇が重視され、潜水艦は当のドイツでさえ軽んじられていたそうです。
他にも、陸上兵器を始め様々な軍備を充実させる必要性もある中で、それだけの数を揃えるのが現実的だったのか?という点も考えなければならないと思いました(感想文?)。

 最初は国際規則にのっとり、商船を攻撃する際は積み荷を臨検し乗員を避難させた上で撃沈するという面倒な手順を行っていましたが、間もなくヒトラーにより制限は緩和され、最終的には中立国の船も含め、無警告で撃沈するようなります。無制限潜水艦作戦の復活です。
当然国際法違反ですが、まあ潜水艦で一々浮上するのも非現実的ですし、何より連合軍もやってますんで。


 それらの制限にも関わらず、Uボートは1939年9月のポーランド侵攻直後から北海・東大西洋で多数の戦果を挙げており、なんと空母や戦艦すらも撃沈しています。

これに対して、イギリスは普段バラバラに行き来する商船たちを集めて1つの船団にし、軍艦が護衛する護送船団方式を取り入れます。
さらに積極的な策として哨戒専用の艦隊を編成し、Uボートの探索にあたりました。
しかし小型かつ潜水能力の高いUボートを発見するのは困難であった上、
まだ発見する可能性の高い飛行機はこの時には潜水艦を攻撃する術を持っていませんでした。
イギリス海上艦の甚だしい不足と相まって、結果としてはあまり有効な策ではなかったようです。


 そんな感じで順調に商船を沈めていたある時、Uボートに出撃禁止命令が出されます。
ノルウェー侵攻作戦、「ヴェーザー演習作戦(→元ネタ解説)」に参加するためです。

この作戦は非常に珍しい事にドイツ海軍の多くが海上輸送の護衛などに従事していましたが、Uボートもその中に加わっていたのです。
厚い氷と魚雷の不具合によってここでは大して活躍する事ができませんでしたが、ドイツの駆逐艦は10隻、巡洋艦は1隻撃沈されているのでそれに比べればマシですね。

ちなみに結果として占領に成功し、ノルウェーにはいくつかUボートや航空基地が作られました。

それよりもはるかに重要かつUボートにとって最大の幸運が訪れたのが1940年のフランス侵攻。
地図を見て頂ければ分かると思いますが、フランス西岸の港からであればわざわざイギリス本土を迂回しなくとも大西洋に進出できます。
単純な距離としても大幅に短縮され、活動時間も範囲も格段に延びました。

しかもダンケルク撤退戦などでイギリス駆逐艦は減少の一途。
ここまではUボートの勝利と言ってまず間違いないと思われます。

  そんな中で、いよいよ「群狼作戦」が導入されました。
本来は単独で活動するように想定されていたUボートでチームを編成し、偵察機が発見した船団の予測進路で待ち伏せ、包囲殲滅するというものです。
あるいはUボート自身が船団を発見したら周囲の艦を無線で呼び包囲するという戦術だとする記述もありました。

まあいずれにせよ、簡単に言えばUボートによる集団攻撃ですね。
先述の通り数の少ないイギリス護衛艦では複数のUボートに対処できず、確かな効果があったようです。


 ですがここからしばらく、Uボートの戦果は上昇と下降を行き来します。
その要因の一つがイギリスの電波兵器の開発です。
開戦以降、イギリスはレーダーを始めとする電波系の兵器の開発を熱心に進めていました。
その結果小型化したレーダーは哨戒機にも搭載され、Uボートは夜間でさえ浮上中に発見される危険が生じました。
また哨戒機にも対潜装備が備えられたので、上空にも気を配る必要が出てきます。

さらに1940年9月、アメリカはイギリスに50隻の旧式駆逐艦を貸与しています。これらは対潜装備を整え、護衛兵力に加えられていきました。
後は変わり種として商船を簡易の空母などに改造した「CAMシップ」なども登場し、この辺で本当にカツカツだったんだな・・・と感じます。


他方で、ドイツは対ソナー装備やレーダー逆探知装備、新型魚雷等の兵器の開発や群狼作戦などで対抗します。
その他照射ライトだの何だのと非常に激しい開発合戦が繰り広げられますが、難解なので省略します。


 さて、この間ドイツの海上艦艇はほぼ壊滅し、首脳部は比較的安価で製造しやすく、かつ多くの実績を重ねてきたUボートを海軍の主力と定めます。
その証拠に、ヒトラーは水上艦隊の解体を宣言した事もあるほど(後に撤回)です。最初とはえらい違い。
実は海上艦艇も実力の割には活躍しています(巡洋戦艦フッドを撃沈したビスマルクが有名ですね)が、ここでは割愛します。

そのUボートの撃沈量は、むろん技術の進歩と艦艇数自体の増加があった事もありますが、アメリカへの布告(1941年12月)後でも着実に増加しており、アメリカ沿岸でも十分に成果を挙げていました。1942年には空母も撃沈しています。


 しかし、1943年以降、その活躍は次第に落ちぶれていきます。

まず北アフリカ戦線が枢軸側の敗北で終結し、そちらに割かれていた兵力が護衛船団に加わりました。
多くの空母も加わった事で、連合側の哨戒機が大西洋を広くカバーするようになったのです。

さらに上記の開発競争ですが、連合側が完全に優位に立ちます。
レーダーは進歩を重ね、海上に突き出た潜望鏡ですら発見できるようになりました。
とはいえレーダーは大型だったので、ソナーを搭載した哨戒機と攻撃担当の哨戒機の、通称「ハンターキラー」というチームが編成されました。

頼みの群狼作戦も、潜水艦の間で行われる通信を傍受できるようになった連合側にとっては逆効果に。
もちろんソナーも進化しており、潜っていてさえもすぐ攻撃を受けるようになってしまいました。

 結局新兵器や新型Uボートもその差を覆す事ができないまま、しかし連合軍の力を少しでも対Uボートに割くために、多くのUボートが撃沈を覚悟の上で終戦まで出撃し続けていく事になります。


 さて、「将軍の栄光」での潜水艦について。
潜水艦には色々と種類があるようですが、このゲームでは水上艦艇と同様に艦隊の一部として敵艦隊と戦う、艦隊型潜水艦という種類に近いものだと思われます。
当然以上のような通商破壊に従事したUボートとは全く異なりますね。まあゲームの性質上止むを得ない事ですけど。
またなぜか戦艦や空母に大ダメージを与えられるようになっていますが、これは良く分かりません。
多分ですが、ゲームバランス的な面からそういう特性が追加されているんじゃないでしょうか。
そういえば重戦車にも意外と突撃歩兵が有効だったりしましたね。EASYTECHさんは最強のユニットが最弱ユニットの群れに弱いという仕様が好きなのかもしれません。象がアリの群れに負ける、みたいな。


 それから、この『群狼作戦』ステージですが、元ネタとなるステージを見つける事ができませんでした。
ステージに記載されている年月は1942年12月。北アフリカ戦線でトーチ作戦が行われた時期ですね。
こりゃまた架空のステージかな、解説は無しかな、と考えていましたが、Wikipediaをくまなく探してみると、トーチ作戦の欄にこんな記述が。

北アフリカ上陸の「Gymnast(体育家)」、ノルウェー上陸の「Jupiter(木星)」、北フランス上陸の「Round-up(駆り立て)」、ブレストかシェルブールへの(本格的反攻ではない)限定的上陸である「Sledgehammer(大鎚)」が検討されていた。

・・・ノルウェー上陸?これだ!多分!


 という訳で、このステージの元ネタは、トーチ作戦実行が決定される前の原案の一つ、「Jupiter(木星)作戦」だと(勝手に)認定します。
まあ検討段階で却下された作戦なので、具体案は見つかりませんでした。
ゲーム内のステージ説明によると、ノルウェー沿岸のUボート基地を破壊し、通商破壊を妨害するのがイギリス側の目的とされています。
それが実行に値するのかどうかは分かりませんが、前記の通りノルウェー沿岸にもUボート基地は作られていたので、一応辻褄は合っている・・・と思われます。

プレイ時はドイツ潜水艦隊の数が少なすぎ!とか思っていましたが、よくよく調べてみるとイギリス海軍と正面切って戦ってただけでもむしろ異常な充実っぷりと言うべきかもしれません。

正直これ以上は書く事が思い浮かびません。ですので短文になってしまったかもしれませんが、これにて失礼させて頂きます。
それでは。






2018年3月4日日曜日

「将軍の栄光 攻略」番外編・軍団モード『シベリアへの進軍』



どうも。
以前あれだけクリアできないできないと騒いでおいてなんですが。

記事を書くのにたっぷり時間がかかったので分かり辛いと思いますが、実はあれから2週間で「シベリアへの進軍(枢軸側)」をクリアできていました。

 あるわーマジあるわー。「買ったばかりなのに壊れた!」って電機屋にクレームつけに持ってったらその場では普通に動いたみたいなパターンあるわー。


てなわけで、前回と同様にその経緯を書いていきたいと思います。


 まず選んだ将軍はナチスドイツのHolt。ドイツ軍の将軍3人の内では紛れもなく最弱です。中戦車だし。
ですが、残りのManstein、Guderianとの位置的に救援に向かいやすい上、所持しているユニット・拠点ともに最多なのがメリットです。(まあそれでもソ連軍と比べれば質量ともに劣っていますが)

別に他の2人・・・というか旧日本軍のOkamuraでもクリアできるかも(要回復薬)ですが、彼が一番しっくり来たので。
あ、Seishiroは何度か試しましたが多分不可能です。それっぽっちで何しに来たの?みたいなレベル。


 さて、MansteinもGuderianも放っておくと10ターン前後で全滅してしまうため、急いで援護に向かいます。
まずは上側の重戦車にVatutinを乗せ、こちらに攻め込もうとする敵を削りながら下へ向かい、その隙に残りの兵はMansteinの援護に回します。
ここで粗方敵を倒しておけばこの工場はガラ空きでも問題ないくらいでした。ただVatutinのダメージが厳しいので補給は必要ですね。
残りはグデーリアンの援護をするべく、その上側の工場へと向かいます。空襲がきついので対空砲を建てながら。


 5ターン程度で、各方面に激しい攻撃が始まります。Manstein方面はぶっちゃけ運です。
工場は空襲がある上に、当のMansteinが飛行機に無頓着なので歩兵で対空砲を建てて防御しつつ、後は敵を挟み撃ちにするようユニットを動かします。無理に攻撃せず、士気を下げる事に専念した方が良いかもしれません。

ここで今回最大のラッキーが。Rokossovski(敵)がガラ空きになった工場に単独で突っ込んだため、退路を断って完全包囲に成功したのです。
将軍重戦車とはいえ士気が二段階下がった状態では撃破も容易で、さらに自分で工場を占領した事で戦線を維持する事ができました。
これが無ければやがてここから自陣に攻め込まれ、非常に辛い戦いになっていたことは言うまでもありません。
まさか防御をあえて外し敵将を誘い込むとは・・・さすが稀代の謀略家と呼ばれるだけのことはあります。まあこの後彼も突撃してやられるんですけど←


 そして次々にやられていくGuderian軍団を横目に見つつ、工場を占領。ここにも対空砲はマストです。
占領直後から上、右、下と敵がワンサカやって来るのですが、大砲と野戦砲をメインに生産し、
守りを固めつつVatutinを筆頭に下の空港に攻撃を加え、こちらも占領します。

と軽く言っていますが、実際はかなり難しい局面です。
ただでさえ敵が多い上にVasilevskyが突っ込んでくる可能性も多々あります。まあ今回は日本軍方面に引き寄せられたみたいでこっちもラッキー・・・
というよりはセーブ&ロードの賜物なんですけどね。

鍵はやはり対空砲とVatutinでしたね。
敵のAIがやや賢いので、対空砲の無い位置にユニットがいるとそちらにも空襲がやって来ます。この辺りになると1ターンに各方面が5回は空襲を受けるため、重戦車といえど、HPが半分くらいだと一気に削られかねません。
特に工場と将軍周辺は絶対と言って良いほど対空砲が必要です。

また、空港に位置する野戦砲など敵の配置がいやらしいので、多少の損害覚悟で攻撃できる将軍重戦車は非常に頼りになりました。Holtは・・・まあ、ただの中戦車とさほど変わらないので。

対空砲を建てられる装甲歩兵は大事に。

 さて10ターンごろ。Manstein方面は随分寂しくなりましたが、侵攻軍を撃退したことで空襲以外は何の攻撃もありません。しばらくは放置です。
嵐の前の静けさ。右上の要塞砲群が怖い。

 問題はGuderian方面。友軍はほぼ壊滅です。ひょっとすると直接援護に向かった方が良かったかもしれません・・・が、取りあえずこのまま進みました。

 Vatutinは下のKonev軍団を攻撃。バンカーに乗っているとは言え野戦砲、重戦車でとっとと破壊します
空襲の恐れもなく、単独でも補給を怠らなければ町を落とせました。
町を占領したらすぐ上に戻り、そろそろ厳しくなってきた工場の救援に向かいます。

 一方Holtと戦車隊は右の都市群へと進撃。厳しいかと思いきや、実は以外と手薄で結構簡単に占領できます。
ここの空港を取れば、先述の工場周辺以外はひとまず対空砲の心配は無用になりました。

ただし、ここで留まっていると右も上からもソ連軍に襲われ、とても守り切れなくなってしまうため、損害覚悟で一旦右に進み、戦線を押し込んでおきます。
この間に町で歩兵を量産して壁を形成し、Holt達を退避させて補給する時間を稼ぎます。



 20~25ターンくらい。Manstein軍団がソ連軍にちょっかいをかけたせいで画面上側にも攻撃が再燃。歩兵メインなので装甲車を毎ターン生産して対処するしかありません。
歩兵と要塞砲が押し寄せ、まさに蜂の巣をつついたような騒ぎ。
反面、下側は敵の攻撃も止み、比較的優勢になりました。ここでいい加減鬱陶しくなったので、EKATERINBURG周辺に攻撃を加えようと画策します。
工場周辺は引き続き大砲・野戦砲で守りつつ、HoltとVatutinで侵攻するのですが、狂ったように空襲を連打してくるため、対空砲を建設しながら進んでいきます。

ここで多用したテクニック・・・と言うと大げさですが。
単に歩兵で対空砲を建てながら進むだけだと、敵の数が多すぎて敵ターンで歩兵を倒されて対空砲が機能しなくなる場面が多々あります。
そこで、まず歩兵だけを先行させて対空砲を建てておき、その歩兵がやられた次のターンで、耐久力の高いユニットを対空砲があるマスに滑り込ませるのが有効でした。
歩兵がやられてしまうと確率で施設も消えてしまうので必ず上手くいくとは限りませんが、重要なユニットがやられるよりはよっぽどマシです。

というか、Zhukov軍団は1ターンに10回は空襲・空爆してくるので少なくとも毎ターン資金1000は消費しているわけですが、一体どれだけの収入があるというのでしょうか。
この段階でこちらの収入は毎ターン金300がせいぜいなんですが・・・(疑いの目



右に見える要塞砲とバンカーには全て敵が配置済み。めんどくせえ・・・

 30~40ターンごろになると、装甲車を量産したおかげで敵を押し込む事に成功。ただやはり装甲車では力不足で占領には至らず、かといって放置する事もできず、膠着状態に陥ってしまいました。ここはクリアまでずっとこのままです。今思うともっとやりようがあった気も。
激戦を物語る施設の跡。
下側はやはり優勢です。
とうとうZhukovが射程圏に入ったので、工場で生産した野戦砲で遠巻きに攻撃しつつ、Vatutinと重戦車で湧き出て来る敵を消していきます。
もう勝ちは見えていますが・・・歩兵が枯渇して対空砲が足りず、都市群の占領が遅れたのが悔やまれます。

Holtは位置関係上攻撃しづらかったのと、右端の敵を放置するのが怖くなったため、一転して歩兵たちと共に右端の都市群に進んでいきます。
ですがVasilevskyなどの敵将軍による反撃などもあり、こちらは上手く行きません。
まあ邪魔な将軍を倒せただけでも良しとします。


 こっからはスクショでサクサクっと行きます。何かデジャブ。
EKATERINBURG周辺を制圧した後、Holtの救援と上の都市群に分かれ、さらにVatutinはその上の都市に向かいます。が、ここは普通に上に向かってた方が時間短縮になっていたと思いますね。反省。

もう対空砲はさほど重要ではありません。やはり空襲は続くのであるに越したことはありませんが。


 Vatutin、Holtは敵を殲滅したら上の残りの都市群直行or残党狩りです。
まあその他の選択肢が無いので言わずもがなですが。

 上に向かった方は空港→都市群→左の膠着地域へ。
敵の数はまだ多いものの、もうゴリ押しで十分クリアできるレベルです。

挟み撃ち。Vatutinは右端の都市を攻撃してます。
程なく占領でき、これでゲームクリア!と思ったら終了せず。
あれ?バグ?と思いながら敵を探していたら・・・

いました。画面左下隅に。
この程度なら左で棒立ちしているグデーリアン軍団に何とかして欲しかった、とか、そういえば友軍が途中から生産すらしてなかったな、とか思いながら攻撃。
そして無事クリア!


 ぶっちゃけ40ターンくらいでもう大勢は決まってましたが、要塞砲と歩兵の群れが予想以上に時間を食ってしまいました(負け惜しみ)。


ともかく、今回はこれで終わりです。
時間がかかった割に色々と説明足らずだったかもしれませんが、そもそも枢軸側が弱すぎますのでこの記事通りにやってもクリアできるとは限りません。
それでも良ければ、自分が何もしないと友軍が全滅する地獄のステージ・・・是非試してみてください。

それから、そろそろ携帯がバラバラになりそうなので、機種変を機に攻略ゲームも変えようかと思っています。
元ネタ解説は一応西部戦線は済ませるつもりですが、残りはどうしようかなーという感じです。ステージを見れなくなると将軍の栄光関連の話も難しくなりますし。

という挨拶を末尾にチョロっと加え、今回は締めさせていただきます。
では。

2018年2月10日土曜日

お久しぶりです。

 どうも、あけましておめでとうございます。というセリフを2月に言う異常性。

さて、今まで更新もせずに何をしていたかというと、軍団モード「シベリアへの進軍」をプレイしていたんですが、何回やってもクリアできず、
「将軍の栄光」元ネタ解説を書いてみたり、シナリオモードの☆5クリアを目指してみたりと、色々やっていました。
シベリアへの進軍マジ難しすぎ。20時間はプレイしましたね・・・

で、やっとシナリオモードの☆5クリアが完遂できたので、こうして報告がてら更新に踏み切った次第でございます。
長期放置していたブログを更新する。こういう勇気もあるんです(開き直り)

各ステージとも回復薬を5個ほど使う計算となっておりますが、もしよろしければご覧ください。
軍団モードの方は・・・期待せずにお待ちください。

 それでは。

2017年12月25日月曜日

『将軍の栄光 HD』全ステージクリア!

どうも。

長らくかかっていた「将軍の栄光」の攻略ですが、先日ついに南極戦線の枢軸側をクリアしました。

何となく攻略を始めてもう何年になるでしょうか。攻略としては致命的なスピードでしたが、ともかく形になって良かったです。

途中でデータ消失もあり、何か月もの更新停止もあり、普通なら誹謗コメントがついてもおかしくないような有様でしたが、そんな事にもならず安心しました。まあそもそも閲覧数が少ないという(


さて、さしあたり個人的に軍団モードの「シベリアへの進軍」をクリアしたいな、と思っています。最初は日本軍でもいけるだろwとか甘く見てましたが、友軍が先につぶれてしまってにっちもさっちも行かず、なんべんもチャレンジしている最中です。

他にも☆5クリアしていないステージもありますが、これらはちょっともうこれ以上同じ面やりたくないので基本的にそのままになるかと思います。ほら、僕の腕ではメダルを稼いでゴリ押しクリアになりそうなので。ね。


最後に、このゲームを製作されたEASY TECH様、お粗末な攻略に長々と付き合って頂いた皆さん、本当にありがとうございました!
見どころが一つ減ってしまいましたが、これからもこのブログをどうかよろしくお願い致します。

2017年11月13日月曜日

『将軍の栄光』作戦元ネタ解説(第五回・バルカン半島の戦い)

どうも。
例によって南極戦線の攻略が滞っているので、いつものごとくこのコーナーで間をつなごうと思います。
今回の元ネタ紹介は「ギリシャ・イタリア戦争」「マリータ作戦」「メルクール作戦」(西部戦線枢軸側『バルカン半島の戦い』、北アフリカ戦線枢軸側『メルクール作戦』)です。
今回だけは分割すると非常に分かりにくいため、不本意ながら北アフリカ戦線のステージ解説も行います。
 ※基本的にはWikipediaの内容が大部分です。ただコピペではあまりに芸が無いので出来る限り平易かつ自分の言葉で解説させて頂こうかと思います。


 まずあらましから。
前回はナチスドイツのフランス侵攻を取り上げましたが、同じくファシズム国家イタリアも同様に侵略を進めたいと考えていました。

 前提として、1939年にバルカン半島に位置するアルバニアを侵略・併合(厳密には保護領化)していました。
ですが、その隣に位置するギリシャはイギリス寄り。
ここから連合国側がバルカン半島で影響力を強める事を懸念し、またドイツ軍の電撃戦のような成功を収めたいと考えており、
さらにヒトラーが自国に何の相談もなく侵攻を進めていく事を面白く思わなかったムッソリーニは、ギリシャへの侵攻を計画します。
オレンジは枢軸寄り。ユーゴは枢軸寄りながら、やや中立。

 しかし、既にイタリアは北アフリカで連合国と戦争中であり、さらに別の地で戦端を開く事は困難です。
それに加えて気候や地形の問題、国力の低さなどから周囲は反対しますが、ムッソリーニはこれを押し切って侵略作戦を開始します。さすが独裁政権。

ともあれ1940年10月末、約16万名のイタリア軍とアルバニア人部隊がギリシャへ進撃を開始します。
ちなみにこの際(アフリカ戦線に回してくれという軍部の声を無視して)1000輌の戦車を派遣しています。これのせいでアフリカ戦線の劣勢が決定的になったとか。
対するギリシャ側の兵力はよく分かりませんが、まあ全体的に劣っていた事は間違いないと思われます。

 ところが、というか案の定というか、この侵攻は失敗に終わります。
まずイタリア軍は訓練や装備が不十分な兵が多く、逆にギリシャ軍は想定以上に強力でした。
加えて山の多いギリシャは伏兵や奇襲など、地の利を活かしたゲリラ作戦を実施。
ただでさえ険しい山を越えなければならないイタリア軍の進軍速度をさらに遅らせます。

頼りの戦車も険しい山道では大して活躍もできなかった・・・らしいです。
戦車に(も)詳しくないのであまり説明できませんが、デコボコ山道より見晴らしの良い平野の方が戦車にとって戦いやすいというのは想像に難くありません。
悪路ゆえに移動速度が落ち、死角も増え、さらにエンストなど故障の心配もあるでしょう。キャタピラがついているとはいえ自動車の仲間ですからね。

加えて夜はマイナスまで落ち込むギリシャの秋の寒さがイタリア軍に襲い掛かり、士気を大きく失わせました。
無論動員されたアルバニア人はさらに士気が低く、寝返る者まで出る始末。
ついにギリシャを落とすどころかアルバニアの一部をギリシャ側に占領されてしまうまでに至ります。



この状況を受け、ムッソリーニはヴィスコンティ・プラスカ司令官の罷免と増員を決定。これが11月、開戦後2週間の事です。

それでも戦況は変わりません。参謀総長の交代でギリシャの進撃は食い止められますが、反撃は成功しないまま翌年4月まで交戦は続きます。

 結局、このギリシャ・イタリア戦争はイタリア側の敗北と言ってよいでしょう。
もちろんギリシャ軍は他を手薄にし、文字通り全力を持って迎え撃ったわけですが、それでも寡兵は寡兵。
ギリシャの兵力を侮り泥沼に陥った・・・耳が痛い話です。(→「将軍の栄光」攻略番外編参照)


 ですが勝利を収めたギリシャも心中穏やかではありません。
イタリア軍と交戦しているという事は、当然ドイツ軍とも戦闘に入る可能性も高いという事です。
国力的にこれ以上の戦線拡大は不可能ですし、フランスが敵わなかったドイツ軍と戦って勝てるはずもありません。
基本的に中立を保とうとはしていますが、それも長くは続かないでしょう。

 さらにイギリスについての状況を。
イギリスは既に北アフリカでドイツ・イタリアと戦闘中ですが、アルバニアをイタリアが占領した直後、1939年の宣言によってギリシャを支援する義務がありました。
実際にイギリスはイタリア侵攻直後、クレタ島(ギリシャ本土の南)に援軍を送っており、そもそもギリシャ軍の軍備は北アフリカ戦線で鹵獲された枢軸側(イタリア軍)の武器弾薬によって賄われていました。何という皮肉。

 そしてナチスドイツ。
正直イタリアの独断と枢軸国を貶める劣勢に怒りと迷惑を覚えつつ放置していたドイツでしたが、イギリスが前述のクレタ島に援軍を送った時点で介入を決意します。

というのも、ルーマニアの大油田はドイツの生命線です。え?ヨーロッパに大油田?と思うかも知れませんが、ルーマニアも中東と同じくアルプス・ヒマラヤ造山帯に近く、当時としては産油国でした。
このままイギリスがギリシャに駐屯し続ければ、この油田が空襲の危険にさらされます。
そうなればソ連侵攻どころではありませんね。


 そんなわけで、「マリータ作戦」と名付け、ギリシャへの侵攻計画が検討されます。
当初このギリシャ侵攻はアドリア海のみならず、ジブラルタル海峡まで含めた地中海全域を支配する作戦の一部だったのですが、
スペインの協力拒否+ユーゴスラビアのクーデター
という状況の悪化により、開戦までにはギリシャ・ユーゴスラビア攻撃へと主目的が変わってしまいます。

 さて、ギリシャ・イタリア戦争の最中、ギリシャはドイツ軍が絡んでくる前にアルバニア方面の戦線を終結させたいと考えます。そこでイギリス軍にさらなる援護を求めましたが、イギリス軍も前述の通り北アフリカ戦線でし烈な戦いを繰り広げており、そんな余裕はありませんでした。
一応若干の援軍を送ると申し出はしましたが、ドイツ軍を刺激しないようギリシャ側から断られてしまいます。

この辺りに、今のうちに優位に立ちたい、ドイツと戦いたくないという二つの思惑を持つギリシャの難しい立場が表れている気がします。

ですが、「同じくドイツ相手に奮闘する小国ギリシャを見捨てて良いのか」という政治的(感傷的)思想のもと、
イギリスはギリシャへの援護に積極的になっていきます。折しもイギリスは北アフリカ戦線でイタリア軍に大勝、余裕ができた兵力を一部ギリシャに回す事ができました。

加えて中立を堅持しようとしていたメタクサス首相が死亡。
そしてドイツ軍との衝突が避けられそうにない状況から、ギリシャはイギリス軍の援軍を受け入れる事を承認しました。
さらにドイツを完全に怒らせてしまったユーゴスラビアも加わり、この三国が連携してドイツ軍に対処する事になります。とは言ってもすぐにドイツ軍の侵攻が始まり、実際にはまともな連携を取ることはできませんでしたが。

 続いて、ギリシャの作戦を紹介します。
ギリシャはブルガリアと仲が悪く、国境にメタクサス・ラインと呼ばれる山地を活かした防衛線を築いていました。
そこでギリシャ軍はその防衛線を用いる事を決定します。これはドイツ軍の大部隊が通れる道はカバーできるものでした。


ハンガリー・ブルガリアは枢軸に参加してます。

ただ、装備も量も劣るギリシャ軍がこの広範囲の防衛線を守るのは難しいと考えたイギリス軍の司令官ウィルソンは部隊を動かさず、よりコンパクトな防衛線をその南西に配置します。
ここならアルバニアの部隊とも連携が取れますが、これだとギリシャの北東部は放棄も同然。さらに結局ユーゴスラビア方面は依然がら空きと言って良い状態です。

ただでさえ少数なのに防衛線を二つに分けんでも、という疑問がわきますが、ギリシャ軍にとってギリシャ北東部を見捨てるというのは受け入れがたかったのではないでしょうか。



 さて、マリータ作戦を目前に控え、ドイツ軍はイタリア軍にある要請を出します。
それは英軍の陣地であるエジプトとギリシャ間の補給路を断絶する事でした。
バルカンの制空権はほぼドイツ軍が握っており、ギリシャへの輸送はイギリス海軍が行っていましたから、これが成功すれば枢軸の優勢は揺らぎないものとなるでしょう。

しかしイタリア海軍は「タラント空襲」と呼ばれる軍港への爆撃により、戦艦3隻を大破される大打撃を受けています。
海軍参謀長リカルディはドイツ軍の要請を拒否しますが、次第に行われるギリシャへの輸送やそれに伴う上陸作戦、そしてドイツ軍の圧力により作戦を承諾。これが「マタパン岬沖海戦」です。
ところがイギリスは雷撃機1機のみの損害に対し、イタリア海軍は重巡洋艦3、駆逐艦2隻沈没、戦艦1隻大破という大損害。
これ以降イタリア海軍はもっぱら本国付近で活動するようになり、少なくともこの段階では地中海の制海権を完全にイギリス海軍が掌握します。



 そんな中、4月6日にドイツ軍はユーゴスラビアへ進軍します。この作戦名は「懲罰作戦」。怒りのほどが伺えますね。
猛烈な爆撃によって各拠点は断絶。さらにフランス侵攻同様、空軍支援と陸軍のコンビネーションによって悪路をものともしない快進撃。

ただでさえ兵器で大きく劣っている上にろくな準備もできず、セルビア人とクロアチア人の対立を抱えたユーゴは、首都ベオグラードを10日ほどで陥落され降伏します。


ユーゴスラビアはその後、ドイツ・イタリア・ハンガリーなどによる傀儡政権・傀儡国家の樹立や併合を余儀なくされ、バラバラになってしまいます。


ただしこの際、秘密警察や民族浄化という厳しい占領政策に反発する形で、かの有名なチトー率いるユーゴスラビア人民解放軍が誕生しました。パルチザンと言った方が有名ですね(パルチザンは彼らだけではありませんが)。
彼らは連合軍の支援を受けながら枢軸国への抵抗を続け、後にユーゴスラビア連邦人民共和国の樹立を果たします。

 さらに、ユーゴ侵攻と同時にドイツ軍はギリシャへの攻撃を開始します。
メタクサス・ラインに砲撃や爆撃といった苛烈な攻撃が加えられ、ある程度持ちこたえるなど健闘はしつつも、険しい山道を通って突然背後に現れたドイツ軍によって崩壊した左翼をはじめ、各所で瓦解。
さらにユーゴ南部を通過して進撃したドイツ軍によって重要なテッサロニキ港も戦闘無く陥落。

ギリシャ軍は英軍司令官ウィルソンの防衛線まで後退しますが、こちらにもユーゴの悪路を経由し側面からドイツ軍が攻撃を加えており、またテッサロニキからのドイツ軍も食い止めなければならない窮状です。
結局、いくつかの反撃も加えながらも撤退を繰り返し、連合軍はテルモピュレーまで撤退。英軍は完全な撤退を決断します。

 その後テルモピュレーを放棄、アテネに最終防衛陣地を、それもドイツ軍に突破・・・と、この戦いは撤退しようとするイギリス軍、そしてそれを食い止めようとするドイツ軍と
いう格好の繰り返しですね。

そして数々の足止めに支えられた結果、4月30日に連合軍約6万人の退避が完了。ギリシャ国王を含めた一部の兵はカイロに、大半はクレタ島へ脱出しました。

 これ以降ギリシャは厳しい占領政策の下、かなり激しいレジスタンス活動を行っていくこととなります。

またこの戦いでのギリシャ軍の精強さや勇敢さは広く知られ、ヒトラーも孤立し降伏したギリシャ軍捕虜を即時釈放せよという命令を出しているほどです。

 ちなみにこの戦いによってソ連侵攻作戦が延期され、冬将軍が猛威を振るう冬に作戦が行われた結果失敗に終わった、という話はよく聞かれます。
しかし実際には延期は春の氾濫のせいであるとか、
イギリス内閣官房でもソ連戦への影響はなくヒトラーがイタリアに責任を擦り付けただけだ、という指摘もあるという事は記載させていただきます。




 さて、ギリシャ本土では大勝したドイツ軍ですが、クレタ島では依然として多くの連合軍が残っています。先ほども言いましたが、ルーマニアの油田群が危険にさらされている以上ナチスドイツは安心できません。


ドイツはこのクレタ島を制圧するため、史上類を見ない大規模な空挺作戦「メルクール作戦」を計画します。

つまり、上陸部隊を伴わず、エアポーンのみでクレタ島の空港と首都を占領するという通常ではあり得ない作戦です。(「将軍の栄光」ではそうでもないですけど。)
これには地中海の制海権がイタリアではなくイギリスに握られているという事情があったようです。

 で
すがこの作戦は思うように進みません。まず空輸の為に大量の燃料等を輸送する必要がありますが、何度も言うようにバルカン半島は悪路です。その結果、作戦は予定から1ヶ月も遅れた5月半ばにずれ込んでしまいました。



作戦開始後も、事前の激しい爆撃にも関わらず空挺部隊は激しい抵抗に遭い、予想外の損害を被ります。

さらにイタリア海軍と共に行った海路による侵攻もイギリス軍に撃退され、強行着陸によって何とか空港の一つを奪取することができました。

しかし、これを皮切りに形勢が逆転します。

空軍は陸上支援から海軍への攻撃に移り、イギリス海軍は次々に撃破。陸海ともにドイツ軍が支配権を握りました。

最終的にイギリス軍司令部は撤退を決定し、空爆の中多大な損害を受けながらも撤退を完了。クレタ島はドイツ軍に占領され、とうとう東欧から連合側勢力は一掃されてしまいました。


 結果だけ見ればドイツ軍の勝利ですが、あまりにも空挺部隊の損害が大きかったことから、ヒトラーはこれ以降このような大規模な空挺作戦は行いませんでした。

反対に、連合軍ではこれを教訓に空挺部隊の育成に力を入れ、かの有名なノルマンディー上陸作戦等で活躍します。
またイギリス海軍はこの戦いにより戦艦3隻、空母1隻、巡洋艦6隻などを失う損害を受けており、先のマタパン岬沖海戦で得た地中海での優位は一気に揺らぐ事となります。



 意外と長くなってしまいましたが、もう少しだけお付き合いください。
 『バルカン半島の戦い』ステージではイタリア軍として行動しており、ドイツが絡んでいないので「ギリシャ・イタリア戦争」かな?と思いきや。
アルバニア全域がユーゴスラビアに支配されています
そして時期はイタリアがギリシャへ侵攻した1940年10月ではなく、マリータ作戦が行われた1941年5月。
さらにメタクサス・ラインのあった辺りはブルガリアが占領しており、ギリシャ軍の防衛線はウィルソン卿の防衛線に移動しています。(まあこれは難易度調整等々で仕方ないと思いますが。)

随分と変わってしまっていますが、要するにドイツ軍の動きをブルガリアとルーマニアが担当するといった感じでしょうか(だとするとかなり力不足ですけど)。しかもかなりユーゴが強い。ホントに準備できてなかったのかよ。

無理矢理説明するとするならば、イタリアはギリシャ・イタリア戦争で大敗。アルバニア全域を失い、ドイツ軍はアシカ作戦と対ソ連の準備にかかり切り。仕方なくイタリア軍とブルガリア・ルーマニア軍で作戦を実行する・・・みたいな感じですかね。

ですが道の悪さとイタリア海軍の弱さはそのまんま。史実通りイギリスにコテンパンにされるあたりはたまりませんね。
でもけっこうな確率でイタリア半島に上陸を許すのはさすがにどうかと。あとアテネの堅さはどうにかならなかったのか・・・いや文句じゃないですよ。



 忘れてたので追記。
『メルクール作戦』ではそもそも空港を一つも所持していない為、ふつーの上陸侵攻作戦となっています。
またクレタ島にある空港も1つだけ。
しかも史実では圧倒的優勢なドイツ軍がなぜか劣勢。それも難易度調整でやむを得ない事でしょうけど。
イタリア海軍がある程度は参戦してくれている点(だけ)は史実通りですね。

 今回は以上となります。
この戦いは結果としてはさほど大勢に影響のあるものではなかったので資料が少なく、
誤った部分、不明瞭な部分が多々あると思います。ご容赦ください。
それでは。

2017年10月23日月曜日

『将軍の栄光』南極戦線・連合側クリア!

 お久しぶりです。「攻略もいよいよ終盤」とかほざいてから約2か月。
すっかりめんどくさく・・・もとい行き詰っており、間に合わせにバルカン半島の元ネタ解説記事を書き始めていたのですが、その時ある事に気付いたのです。

皆さんは「ヘッドクオーター」から「回復薬」や「勲章」を購入する事ができるという事をご存知でしたでしょうか。
てっきり課金専用かと思っていましたが、実はメダルと回復薬を交換する事ができるのです。レートは回復薬10個でメダル100枚以上。かなり高価です。
素直に勲章や銀行を上げるか、回復薬を買うか。迷ったものの購入に踏み切りました。

結果はタイトルの通り、連合側をクリアすることができました。詳細は攻略ページで記載するつもりですが、回復薬によって将軍重戦車をゴリ押しできるようになりました。
それでも☆5は1ステージのみですが。勝てばいいんです。勝てば。

ですが枢軸側はそれが裏目に出てしまい、山のような回復薬が一瞬で溶けました。
という訳で、次回の更新は連合側のみとなりますが、皆さん何卒よろしくお願いします。